天井絵、阿弥陀三尊間近で 甲斐善光寺で特別公開
甲府市善光寺3丁目の甲斐善光寺は、山門と本堂の重要文化財(重文)指定70周年を記念して、本堂の内々陣や収蔵庫を特別公開した。
市教委の見学会「私の地域・歴史探訪」として3月15日に開催し、約40人が参加した。甲斐善光寺は、長野県の善光寺が川中島合戦によって焼失するのを恐れた武田信玄により、1558年に本尊を移して創建。元の本堂は江戸後期に焼失したが、約30年かけて再建された。東日本最大級の木造建築で、山門とともに1955年に重要文化財に指定されている。
見学会では、普段は僧侶しか入れない内々陣を特別公開し、参加者は須弥壇や天井絵を間近に見学した。収蔵庫も特別公開し、平安時代の木造阿弥陀三尊像(重文)や、「峰の薬師」と呼ばれる薬師如来像が紹介された。境内にある加藤光泰の墓なども見て回った。同市東光寺2丁目の加々美和彦さん(65)は「身近にある地域の歴史について学べる機会になって良かった」と話した。