工業英語 授業に導入 都留興譲館高校 新プログラム メールや現場での活用見据え
都留興譲館高校は2026年度、製造業やIT企業などに就職した際に活用できる実践的な英語を学ぶ授業「実践的工業英語プログラム」を始めた。地元企業から英語を使いこなせる人材を求める声が上がったことを受けた対応で、工業系の学科に所属する2年生が英語でのメールの書き方や、現場での英語活用例を学んでいる。
授業を受けているのは、機械工学科、電子工学科、制御工学科、環境工学科の工業系4学科の2年生約50人。4学科の生徒は約8割が卒業後、地元企業へ就職するという。地元企業から「海外でも臆することなく英語でコミュニケーションを取れる人材を求めている」との声があり、プログラムの導入を決めた。
授業は週1回、英会話の科目の中で実施。米国出身で、アイオワ州の工場で働いた経験もある外国語指導助手(ALT)のジェナ・グローバーさんが、取引先とのあいさつや名刺の渡し方、納期の遅れを伝えるメールの書き方など、実際の業務を想定した英会話を教えている。
電子工学科2年生の福井絢音さんは「今まで学んできた英語の中には、将来使うことがあるのか疑問に思うものもあった。工業英語は将来使うことが想像でき、学びがいがある」と話す。
今後は、仕事で英語を使っている卒業生を招き、現場での英語活用例や、専門用語の英語での表現方法を学ぶ。英語で指示を受けてものづくりをする授業や、英語で校舎内を案内する体験も予定している。
授業を担当する大久保岳流教諭は「英語でコミュニケーションを図ることへの抵抗感が薄れ、自信を持って積極的に取り組む生徒が増えている。より実社会で役立つための授業にしていきたい」と話している。