有機農業情報 サイトで 北杜市 担い手増加や販促に
北杜市は、有機農産物の販売などを手がける坂ノ途中(京都市)と協力し、有機農業の情報を提供するサイト「HELLO!NEXT ORGANIC HOKUTO(ハロー!ネクストオーガニックホクト)」を開設した。サイトでは、新規就農の支援制度や農産物を販売する店の情報を発信し、生産者の声も紹介する。環境保全や持続可能な農業を目指すとともに、有機農業の担い手増加や農産物の販売促進につなげたい考え。
市は2023年に、農薬や化学肥料を使わない有機農業を地域で推進することを目的に、「市オーガニックビレッジ宣言」をしている。市と同社は昨年6月、包括連携協定を締結。有機農業に関する情報をまとめ、新規就農支援の充実や生産者、消費者のつながりの創出を図ろうと、今年3月にサイトを設けた。
サイトでは、日照時間が長く冷涼な気候で水資源が整っている地域の特徴をアピール。有機農業を始めたきっかけや働き方について、生産者にインタビューした記事を掲載している。市内の生産者団体のほか、有機野菜を購入できる直売所や市場を案内するコーナーもある。
このほか、坂ノ途中が昨年から今年にかけて市の有機農業の現状を調査したデータも発表した。回答した市内の有機農業従事者(52人)のうち90%(47人)が新規就農者であることを紹介。「市の支援を得られている」と回答したのは全体の76%で全国対象の調査結果を15ポイント上回り、支援制度の充実度が継続的な営農につながっていることなどをまとめている。
市農政課の担当者は「生産者や新規就農を考えている人、消費者のみなさんに、ぜひ役立ててほしい」と話している。