国道接続の県道 改善へ
山梨県は、国道20号と接続する大月市富浜町鳥沢の県道大月上野原線の三差路交差点(通称・中野入口交差点)の改良工事に着手する。国道との接続地点は急勾配で幅員が狭いため車両の相互通行が難しく、国道の東京方面から進入するには鋭角となるため、地元鳥沢区が30年来、県に改善を要望してきた。工事で県道の幅員を広げ、交差点をほぼ直角にして車両が行き来しやすくする計画で、来春の供用開始を目指している。
山梨県富士・東部建設事務所によると、工事区間は約60メートル。現在の幅員4メートルを6~7メートルに広げ、15%ある最急勾配を7%程度にし、緩やかにする。交差点部分は、幅員を広げることでほぼ直角にする。
ゴルフ場の大月カントリークラブや上野原市の中央自動車道談合坂スマートインターチェンジの利用者や地元住民など、国道と県道を行き来する車両は多い。国道や中央道で事故が起きた際は、県道は迂回路となり往来が激しくなることもある。
同交差点での相互通行が難しく混雑したり、双方から進入しにくく危険も伴ったりすることから、地元鳥沢区は約30年前から、改善を要望してきた。
山梨県は交差点脇の地権者らから土地の購入が可能となったことから、現交差点を改良する方針を決めた。土地購入費や整備費を含め総事業費は約2億円。8月に拡幅対象となる土地にある家屋の解体作業が始まり、今秋にも着工する。
同事務所道路課は「地域にとって長年の懸案で、ボトルネックを解消できる見通しがついた。整備に向け、資材の物価高騰や調達などの課題はあるが、来春には完成させ、供用開始できるようにしたい」としている。