猿橋公園でラジオ体操
大月市猿橋町猿橋の霞町育成会は8月5日から8月7日まで、名勝猿橋近くの公園で、夏休みの朝のラジオ体操を行った。新型コロナウイルス禍で中断していたラジオ体操の開催場所を地域のシンボル的存在である猿橋公園に変えて再開し、今夏で4回目。児童や高齢者が集う、交流の場となっている。
8月5日の午前6時半前、地域の子どもと保護者や住民ら約20人が公園に集まった。育成会長の花上佳範さん(39)が「今年も楽しくやりましょう」とあいさつし、参加者は猿橋のたもとで、元気よくラジオ体操第1で体を動かした。体操の前後、子どもたちは、住民らと笑顔で言葉を交わした。
同育成会の夏休みのラジオ体操は毎年の恒例行事だったが、コロナ禍で中断した。2023年、小学生の子ども3人がいる花上会長が再開を計画。従来は保護者の自宅などで開いていたが、花上会長は「霞町だけでなく近隣の地域住民が顔を合わせ、交流できる場所がいい」と考え、場所を猿橋公園に変更した。
当時、霞町自治会長だった望月修治さん(66)に依頼し、霞町と隣の東町の回覧板などで参加者を募った。当時の同育成会内の小学生は花上会長の子ども3人だけだったが、ラジオ体操には地域の高齢者ら住民十数人が参加した。
今年も、散歩が日課の高齢者や子どもを含む近隣地域の住民らが集まった。猿橋小学校3年生の瀧森紗菜さんは「猿橋の公園で体操ができて気持ちがいい」と笑顔。同6年生、村上浩介さんと同4年生、花上瑞樹さんも「地域の人と知り合えてうれしい」と話した。望月さんは再開後、毎年顔を見せる一人で「コロナ禍で住民が顔を合わせる機会が減っていた。私自身も地域の子どもたちと交流できてありがたい」と喜ぶ。
花上会長は「地域の子が住民と顔を合わせる機会はなかなかない時代。ラジオ体操が顔見知りになるきっかけの場になり、住民が日頃から子どもに声をかけてくれるようになった。地域で子どもを見守るという防犯面でも意味がある」と話している。