小菅の地ビール最優秀 全国審査会 香りや成分評価
小菅村のクラフトビールメーカー「ファーイーストブルーイング」(山田司朗社長)が生産したビール3銘柄が、国産クラフトビールの品質を競う品評会「JBA全国地ビール品質審査会2026」(全国地ビール醸造者協議会主催)で、最優秀賞と優秀賞を受賞した。味わいに加え、国内では珍しい成分分析評価も行う審査会で、同社が最優秀賞を受賞するのは初めて。
審査会は国産クラフトビールの品質向上につなげようと開かれていて、今回で10回目。全国66社から204点が出品された。酒類総合研究所(広島)で、アルコール度数の申告数値と分析数値の差、微生物が基準量未満かどうかなどの点から成分分析した後、3月に国税庁、同研究所、大手ビールメーカーなどの約30人が官能評価。「外観」「香り」「味とボディー」「醸造技術」の4点で審査した。
審査の結果、最高評価の1銘柄に贈られる最優秀賞に、ホップの香り、発酵由来のフルーティーな香りと心地よい苦みが特徴の「Far Yeast IPA」が輝いた。さらに、優秀賞の9銘柄には、薄い金色ですっきりとした飲み口と豊かなコクが特徴の「Far Yeast Blonde」と、切れとのどごしを追求したという「Far Yeast Lager」が選ばれた。県内ではこのほか、「八ケ岳ブルワリー」(北杜市)の「水出しコーヒーラガー」が優秀賞を受賞した。
山田社長らが7月8日、村役場を訪れ舩木直美村長に受賞を報告。「権威ある大会で、最高賞を受賞でき大変うれしい。小菅村の多摩源流の水を使ったビールで、今後も村の活性化に寄与していきたい」と述べた。