文化財の起源説明板に 都留市尾県郷土館協力会「歴史継承へ」
都留市小形山の住民らでつくる尾県郷土資料館協力会(井上敏子会長)は、同所にある道祖神など五つの文化財に説明板を設置した。地域の歴史を子どもや観光客に知ってもらい、後世に残していくことを目指している。
設置したのは、同所の富春寺の大栴和尚により建てられた「三界万霊等」や、観世音菩薩や閻魔大王などが祭られている「十王堂」のほか、3カ所の道祖神。説明板の文章は、井上会長の父・敏雄さんが著した小形山を紹介するガイドブック「ふるさと小形山」から引用し、それぞれの起源や背景を記した。
「(三界万霊等は)現在まで大地震でも動いたことがない」「(道祖神で)その頃の若者が力競べをした」などのエピソードも紹介している。いずれも指定文化財に登録されていないため、説明板などがなかった。
ガイドブックの売り上げを設置費用に充てた。井上会長は「説明板がなければ、地域住民でも道祖神をただの石だと思っている人もいる。文化財の歴史とロマンを引き継いでいきたい」と話している。