仲沢商店 ～山梨初のバルクショップで、エコ・フレンドリーな日常を～
2020年11月の終わりに、山梨県内初のバルクショップ、仲沢商店が韮崎市にオープンしました。バルクショップとは、グラム単位で商品を販売している、パッケージフリーの量り売りのお店のことです。商品のケースや包装を省略することで、プラスチックごみを削減しています。店主の仲沢果奈さんは、以前働いていたファッション業界内で出されるごみの多さにずっと違和感を持っていたといいます。
独立後も、ファストファッションの流行の裏で強制労働を強いられたり、農薬の影響にさらされ続ける民族、子供たちの現状を知り、環境問題やフェアトレードへの思いを強めていきました。お子さんのアトピー、アレルギーをきっかけに、オリジナル布ナプキンなどのサスティナブルな生活用品と、もともと興味があった食品のお店、仲沢商店のオープンへと至りました。
店内に並ぶのは、オーガニックな商品たち
店内には、可愛らしく瓶に入った食品や、生活用品がずらりと並んでいます。試食したり説明を聞いているうちに、どれも欲しくなってしまう魅力的な品物ばかり。しかも、全て環境と自分の体に優しいものなのが嬉しいですね。お店を訪れる際は、マイ容器とマイバッグは多めに持って行った方がよさそうです。
置いている商品のコンセプトは、「仲沢家で使うもの」。自分達が使って、食べて、良いと思えるものをみなさんにも知ってほしい、使ってほしいという果奈さん。陽気のいい日には、購入したコーヒーやハーブティーを開放感たっぷりのテラスでいただくのもいいですね。
コロナ禍だからこそ、ポジティブに明るい気持ちになれることを
店舗はご主人のご実家の蔵をリノベーション。費用の一部をクラウドファンディングで募り、わずか2日で目標達成し、最終的には目標額の倍額が集まりました。新型コロナの影響が及ぶ中、オープンを諦めかけたこともあったそうですが、多くの支援者の存在が自信となり、今は事業を進めて良かったと思えるそうです。
果奈さんの根底にあるのは、エコ・フレンドリーな考えを少しでも多くの人に広めたいという思いです。心地よく、おいしく、環境にも優しくできるのなら、それはとても素敵なことですね。私たちの意識や行動が少しずつでも変わることで、未来の環境を大きく変えていくことができるのではないでしょうか。
Article written by VALEM co., ltd.
仲沢商店
山梨県韮崎市藤井町駒井字宮ノ前2667-1
※詳細は下記アカウントを参照してください。
Instagram:@nakazawa_shouten
