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山梨の野鳥 Vol.14(Wild birds of Yamanashi)

 先日は久々に雪が降りましたが、この冬は比較的暖かく、あまり冬らしくない日が多い気がします。
 晴れた日には外に出て、鳥を探してみるのはいかがでしょうか。今回は、水辺に棲む鳥を紹介します。

アオサギ

 川や池に飛来する大きな鳥という印象の方が多いと思います。全長90cm近くあり、日本国内で繁殖するサギの仲間としては最大級です。黄色いくちばしに青っぽい羽根、大きな体躯は目につきやすく、無機質さを感じさせる瞳を見れば、怖いと感じた方もいるのではないでしょうか。
 コイなど大型の魚類を捕食することもあるようですので、庭の池にいる際には注意が必要な鳥です。

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撮影地:韮崎市

ダイサギ

 田んぼや畑、河川敷でよく見かける大きな白い鳥。黄色いくちばしに真っ白で大きな外見は目立ち、「白鳥だ~。」と目を輝かせて近づく子供も見たことがあります。サギですので、魚類に始まり、両生類や虫なども食べます。ぎょろっとしたダイサギの目と目が合うとちょっと怖い感じがします...。
 全身が白いサギを総称して「シラサギ」といいますので、「シラサギ」という種のサギはいません。日本には他にもチュウサギやコサギ等もおります。

daisagi.png

撮影地:北杜市白州町

カワウ

 漁業関係者にとっては悪名高き黒い鳥ですが、古くから山梨県民と関わりのある鳥です。毎年の石和鵜飼を楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。黒い外見に大きなくちばしで、潜水し魚を捕食する様は見事といえます。
 世阿弥によって改作された演目、「鵜飼」は甲斐国石和を舞台にしており、古くから山梨県に鵜飼の文化があることを知ることができます。室町幕府三代将軍足利義満の御前で披露された演目でもありますので、県外の人と話す際には話題の種になるかもしれません。

kawau.png

撮影地:北杜市白州町

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