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ワインの基礎と山梨ワイン・甲州ワインのご紹介

ワイン解説
女性

ワインが好きで飲むけれど、ワインのことって実はよく知らないなぁ。でも今さら聞きにくいし・・・

山梨ワイン
醸造家

大丈夫!私がワインの基礎についてお教えしましょう。

ワイン解説
女性

そもそもワインってどんなお酒なのかな?

山梨ワイン
醸造家

ワインとは・・・




ワインとは

一般的に、主としてぶどうの果汁を発酵させたお酒をワインと呼んでいます。ワインはその年に収穫したぶどうを使ってつくられるので、仕込みは1年に1回。その年のぶどうの実のでき具合が、ワインの味を大きく左右します。ちなみにブランデーもぶどうからつくられていますが、これは発酵後さらに蒸留してアルコール度を高めた蒸留酒です。

ワインの種類

ワインの種類といえば...赤、白、ロゼ、スパークリング、と思い浮かべがちですが、ワインの種類は4種類。スティルワイン、スパークリングワイン、フレーバードワイン、フォーティファイドワインです。それぞれの特長を見てみましょう。

スティルワイン

私たちが普段ワインと呼んでいる、非発泡性のワインです。赤、白、ロゼワインの他に最近目にする、オレンジワインも。ロゼワインは黒ぶどうを使って白ワインのようにつくるワインですが、オレンジワインはその対極。白ぶどうを使って赤ワインのようにつくるワインです。

スパークリングワイン

シャンパンに代表される、発泡性のワインです。シャンパンを名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ地方産の発泡性ワインだけ。フランス内のその他の地域でつくられるスパークリングワインは、クレマンと呼ばれます。スペインの特定地域で、シャンパーニュ製法を用いてつくられるスパークリングワインがカバで、シャンパンと同様の古い歴史があります。

フレーバードワイン

スティルワインに果実、スパイス等を加えたワイン。サングリアやベルモットが分類されます。家庭でもつくることができますね。

フォーティファイドワイン

スティルワインの醸造過程でアルコールを添加して作るワイン。アルコールを添加するので、通常のワインよりもアルコール度数が高くなるのが特徴です。ポートワイン、シェリー、マデイラは世界三大フォーティファイドワインと呼ばれています。

ワイン解説
女性

ワインのお値段ってピンキリで迷ってしまう。どのくらいのものがオススメ?

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山梨のワイン・甲州ワイン

山梨県は、日本ワイン発祥の地。特に勝沼の水はけのよい扇状地は、ぶどうづくりに最適な土壌です。明治時代に伝わったワインづくり。山梨県内には80を超えるワイナリーが存在しています。様々なワイン用ぶどう品種がある中で、山梨県固有の品種が、甲州種です。世界市場における「甲州ワイン」の認知度は年々上がってきています。

ユニークな個性

「甲州ワイン」のユニークなところは、甲州ぶどうが日本固有の在来種で唯一OIV(葡萄ワイン国際機構)にワイン用品種として認められているだけではなく、爽やかな低アルコールにあるといえるでしょう。甲州ぶどうはとても繊細です。このようなワイン用の品種は、世界のどこにもありません。

長い歴史

「甲州ワイン」の原料である甲州ぶどうは1,300年の歴史があると言われいます。また、甲州ワインは140年前から造られています。長い間、山梨の地で自然淘汰されることなく守られてきたということに奇跡を感じると同時に愛おしくも思えますね。

日本食との相性

日本食とワインは相性が悪いと言われてきましたが、「辛口甲州ワイン」は、料理が繊細であればあるほど相性が良く、日本食との相性が抜群です。主張する強い個性ではなく、食材や出汁など料理に寄り添い引き立たせる存在でもあります。

山梨県内には、ワインのペアリングをしてくれるお店がたくさんあります。ここでいうペアリングとは、料理に合わせたワインの提案のことです。ワインに詳しくなくても、おいしくワインが飲みたい、その気持ちさえあれば充分。気軽に尋ねてみましょう。

毎年11月の第3月曜日は、ボジョレー・ヌーボーの解禁日。日本は日付変更線の関係で、世界で最も早く解禁日が来ます。ボジョレー・ヌーボーとは、フランスのボジョレー地区でその年に収穫されたぶどうを使った新酒ワインです。ボジョレーと名乗るワインは、赤はガメイ種、白はシャルドネ種と使用するぶどうの品種がフランスの法律で決まっています。また、ボジョレー・ヌーボーは赤とロゼに限定されているので白はありません。

山梨ワイン酒造組合では、県産100%の甲州種やマスカット・ベーリーA種でつくられた新酒ワインを山梨ヌーボーと呼び11月3日を解禁日としていて、「山梨ヌーボーまつり」を開催しています。2020年の開催は残念ながらセレモニーだけですが、山梨ヌーボーは通販等でも入手することができるので試してみてはいかがでしょう。

知れば知るほど奥が深いワインの世界。今回ご紹介したのはほんのさわりの部分だけでしたが、知識の有無にかかわらず、楽しむことが一番大切。品種、国、ワイナリーの違いを感じながら、自分のお好みの一本を探してみましょう。

Article written by VALEM co., ltd.

山梨のワイナリー紹介

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