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ふるさと納税100億円到達 24年度 富士吉田市 県内初

ふるさと納税100億円到達 24年度 富士吉田市 県内初

 富士吉田市の2024年度のふるさと納税額が100億円に到達した。過去最高だった23年度の約88億円を大幅に更新。県市町村課によると、1年間の寄付額が100億円の大台に達したのは県内自治体で初めて。
 市ふるさと寄附推進課によると、3月22日時点で100億円を突破した。寄付件数も50万件を超えており、過去最高だった23年度の88億926万円(38万9913件)を大きく上回った。
 同課は、ふるさと納税を財源に昨年7月、市内にオープンしたジビエ(野生鳥獣肉)加工処理施設「DEAR DEER(ディアディア)」の商品を加えるなど、返礼品の充実が増加を後押ししたとみている。返礼品は現在2,500種類ほどあるといい、担当者は「目玉となる物はないが、小さい商品を積み重ねて寄付額の増加につながった」と話す。
 市は寄付者とのつながりを重視しようと、寄付者へのオリジナルカレンダーの配布や、市内の小中学生が描いた絵はがきを返礼品に同封するなどの取り組みを展開。24年度は初めて市内の遊園地を貸し切った交流イベントも開いた。同課によると、寄付者の4割近くがリピーターで、渡辺英之課長は「さまざまな工夫が奏功した」と話している。

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