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身延で移動スーパー 山間部の高齢者ら支援

身延で移動スーパー 山間部の高齢者ら支援

 生鮮食料品や日用品を車で販売する移動スーパーが8日、身延町内で始まった。週5日、山間部を中心に町内全域を回り、買い物に出掛けることが困難な高齢者などを支援する。
 町内で移動スーパーを始めたのは、マックスバリュ東海(浜松市、作道政昭代表取締役社長)。2024年以降、5県で移動スーパーを運行していて、山梨県内では身延町が初めて。移動スーパーで扱う商品は、肉や果物などの生鮮食品、日用品など約500種類に及ぶ。平日曜日ごとに回る地区を変え、町内全域の32地区52カ所で販売する。商品や場所、時間は、利用者の要望に合わせ変更していくという。
 初日の8日は、午前10時に町総合文化会館で出発式を行い、町北西部の古長谷や夜子沢、石畑などを通る火曜日運行コースを回った。夜子沢では近隣住民が5人ほど集まり、販売スタッフの説明を受けながら商品を次々にかごに入れていく様子が見られた。
 普段車で買い物に行くという同町夜子沢の渡辺英美さん(62)は「将来運転ができなくなることを考えると、(移動スーパーは)とてもありがたい。価格も手頃で良かった」と話した。
 マックスバリュ東海経営企画本部の担当者、長谷川純子さんは「買い物の利便性向上を狙うと共に、地域のコミュニケーションの場にしたい」と言い、地域密着の経営を目指すと話している。

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