
名作アニメと花火 競演
富士川町などは7月5日、1970~90年代の名作アニメの映像と音楽に合わせて打ち上げる花火大会「アニメクラシックス アニソン花火-富士川町公演-」を開く。作品のファンらを呼び込んで地域活性化につなげる。
大会はイベント運営などを手がける「マークス」(東京都町田市、杉浦正治社長)が企画。花火の打ち上げに合わせ、「科学忍者隊ガッチャマン」や「キューティーハニー」、「鉄腕アトム」などの公式映像を上映する。
同社は「ダイナミック企画」「タツノコプロ」「手塚プロダクション」の大手アニメ制作会社3社から映像と楽曲の使用許可を得た。3社の作品を同一のイベントで上映するのは初めてという。
大会は午後7時半開演。町いきいきスポーツ公園に全長約10メートルの巨大スクリーンを設置し、オープニングやエンディングに合わせて約20作品を上映する。花火の演出は、市川三郷町の「マルゴー」(斉木智社長)が担当。限定グッズの配布やファン同士の交流イベントなども予定している。
4月2日に町役場で開かれた記者会見で、関係者が大会の開催を発表した。望月利樹町長は「町の風物詩として親しまれるイベントにしたい」とあいさつ。杉浦社長は「往年の名作の新しい楽しみ方を提案したい」と話した。