
富士山駅ビル50周年祝う
2025年05月12日
富士急百貨店(富士吉田市)は4月29日、富士急行線富士山駅ビル6階屋上展望台で、同ビルの開業50周年記念式典を開いた。展望台は節目に合わせて一新し、この日に供用を開始した。
同駅ビルは1975年4月29日に、富士急行線富士吉田駅(現富士山駅)の商業ビルとして開業。2006年に中核となるイトーヨーカ堂の撤退に伴い、「Q-STA」としてリニューアルした。
一新した展望台は、広さ約300平方メートルで、富士山が一望できるウッドデッキやあずまや風のフォトスポットを新設。くつろげる空間にと人工芝を全面に敷いた。
式典には、富士急行の堀内光一郎社長や堀内茂市長ら約100人が集まった。堀内社長は「50周年を迎えられたのも皆さまのおかげ。これからも守っていきたい」とあいさつ。富士河口湖高生の演奏、園児の合唱もあったほか、出席者らが50周年を祝って風船を上げた。
この日は記念イベントとして、お笑いライブやキッチンカーの出店もあった。ビル2階では、6月30日まで開業当初の様子を収めた写真展も開かれている。