
道の駅なんぶ ピアノ設置
2025年05月28日
南部町は、道の駅なんぶ(同町中野)のキッズルームに、保育所の統廃合により使われなくなったピアノを設置した。道の駅を訪れた家族連れらが、眠っていたピアノの音色を再び響かせている。
設置したピアノは、以前睦合保育所で使われていたが、2019年の栄保育所との統廃合に伴い使われなくなった。睦合保育所内に置かれたままになっていたが、町子育て支援課の担当者が「このままにしておくのはもったいない」と、ストリートピアノの活用例を参考に、県内外からの利用客が集まる道の駅にピアノを設置することにした。
観光客らがピアノを演奏する姿がみられ、家族と訪れた静岡県沼津市の後藤那々実さん(9)は「大きいピアノが弾けて楽しかった」と笑顔を見せた。
ピアノの隣には、20年に閉校した万沢小の机とイスも置いている。同課の担当者は「多くの人に楽しんでもらうとともに、地域の人にも触れてもらい懐かしんでほしい」と話している。

