
工藤公康さんが農業指導 北杜で子ども向け、野球も
2025年06月02日
川崎市高津区で活動する学童野球チーム「パイラスアカデミー」などは5月24、25の両日、北杜市内で農業と野球の体験教室を開いた。プロ野球西武などで活躍し、監督としても日本一を経験した工藤公康さん(62)が野球のほか、所有する畑で子どもたちに苗植えなどを教えた。
子どもたちに農業の大切さを学んで生きる力を養ってもらおうと企画し、3~6年生13人が参加。工藤さんが顧問を務める東京都内のコンサルティング会社にチームが依頼して実現した。
24日は工藤さんが所有する畑でサツマイモやネギの苗植え、トウモロコシの種まきをした。ネギを植えるためにくわで土を耕す体験もした。25日は同市の小淵沢東グラウンドで、野球の試合を開催。児童が工藤さんから指導を受ける場面もあった。
東京・多摩川小5年の金田旭希さんは「工藤さんに野球のアドバイスをもらえてうれしかった。農業体験では腰が痛くなったが楽しかった」と笑顔を見せた。
工藤さんは「小学生から土に触れるのは大事なことだと思う。自身で作る野菜のおいしさについて知ってほしい」と話した。

