
まちづくり計画子ども向けに 南アルプス市 平易な言葉で資料作成
南アルプス市は、まちづくりの指針を定めた第3次市総合計画(2025~34年度)の内容を子ども向けにまとめた資料を作成した。子どもの頃から地域の魅力を知り、まちづくりに関心を持ってもらおうと、計画の骨子を平易な言葉でまとめた計22ページの資料を作成。教材として活用できるよう市教委とも連携し、1人1台のタブレット端末で共有する。
作成したのは、「まちの未来をみんなで考えよう」と題したタブレット端末向けの資料。市の特徴や人口、産業などを紹介し、10年後の南アルプス市のイメージをイラストで伝えている。10年後の市をどんなまちにしたいか、イラストや記述で表現する欄も設けた。
第3次計画の策定に当たり、市は23、24年度に延べ約150人の市民が参加した「市民会議」を開き、子育てや福祉、環境や防災などの分野で現状や課題を共有。会議で出た意見を踏まえ、第3次計画では、「多様なみんながつながる、安全・安心のまち」「こどもまんなか、夢や希望が描けるまち」などを実現するための7政策を掲げている。
市政策推進課は「将来市を担う子どもたちにもまちづくりに関わってもらい、地元への愛着を持ってもらいたい」と話している。