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外国人らの避難誘導確認 富士山噴火想定し自主防災協

外国人らの避難誘導確認 富士山噴火想定し自主防災協

 県警と富士山の観光関係者らでつくる「富士スバルライン自主防災協議会」は6月6日、富士山噴火に備え訓練した。外国人が理解しやすいピクトグラム(絵文字)を活用し、関係団体が無線などで連携を取りながら、登山者や外国人観光客の避難誘導の流れを確認した。今回は初めて県警ヘリ「はやて」で、上空から避難を呼びかけた。
 噴火警戒レベル3(入山規制)が発表され、富士山5合目や6合目にいる人々を避難させる想定で実施。県警や同協議会、富士五湖消防本部などから約180人が参加した。
 上空のヘリコプターからは「噴火警戒レベルが3に引き上げられた」などと、注意を呼びかけた。ピクトグラムを掲げた避難誘導では、警察官が「足元に注意して、安全に避難して」と呼びかけながら観光客役の日本語学校の生徒らを、麓まで移動するバスまで誘導した。
 協議会の小佐野昇一会長は「実践的な訓練で、実際に起きた時の対策が見えてきた。外国人に対する情報伝達の難しさはまだあるので、どこの国の人でも正確に情報を伝えられる準備を今後もしていきたい」と話していた。

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