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藤巻さん創立130年祝う 笛吹高自作の校歌思い語る

藤巻さん創立130年祝う 笛吹高自作の校歌思い語る

 笛吹高(広瀬志保校長)は6月9日、創立130周年記念式典を行った。同校前身の石和高出身で、笛吹市出身のミュージシャンでレミオロメンのボーカル兼ギターである藤巻亮太さんによるトークショーも開かれ、藤巻さんが作詞作曲した同校の校歌などについて語った。
 生徒や教職員ら約750人が出席した。広瀬校長は「在校生には笛吹高の伝統のよき後継者となるとともに、次世代に引き継いでいくことを期待する」と式辞を述べた。生徒会長の楯透弥さん(3年)は「先輩方が培ってきた伝統をさらによりよく進化させ、後輩たちに伝えていけるように精進する」と誓った。
 式典後、藤巻さん、校歌の作曲を藤巻さんに依頼した笛吹高卒業生の水上峻さん(30)、広瀬校長によるトークショーを開催。藤巻さんは「この地域の景色を心から大事にしてほしい」などと校歌に込めた思いを語った。また、「やりたいことを見つけて努力している人は信じた道を行ってほしい。今やりたいことが見つからなくてもその時に悩んだことは無駄にならない」とエールを送った。レミオロメンの楽曲「3月9日」「南風」なども披露した。
 同校の前身は1895年に開所した「山梨養蚕教習所」。1950年に石和高が開校し、61年に相互に分離独立して石和高と山梨園芸高が開校した。2010年に再統合し、笛吹高が誕生した。24年度末までに3万3,673人が卒業したという。

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