
6年ぶり「御天王様」 富士吉田子どもみこし活気
2025年06月30日
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止されていた富士吉田市上暮地の「御天王様のお祭り」(上暮地白糸町育成会主催)が6月22日、同所の神明社周辺で6年ぶりに開かれた。メインイベントの子どもみこしも行われ、地域の子どもたちが和気あいあいと楽しんだ。
上暮地白糸町育成会によると、祭りは、少なくとも60年以上前から子どもが主体となり、地域の活性化を促す目的で1年に1度、6月に行われてきた。新型コロナの沈静化に伴い、準備を進め今回の再開に至った。
幼児から小学生までの約50人が参加。神明社内で祭りの無事を願う儀式が行われた後、子どもたちが、太鼓をたたきながら周辺を練り歩いた。「わっしょい」とかけ声をかけながら順番にみこしを担いだ。
富士小6年の立石銀次郎さんは「太鼓のたたくリズムが難しかったり、みこしは重かったりしたが、みんなと集まれて楽しかった」と笑顔を見せた。
みこしの後はかき氷やポップコーン、お菓子の釣りなどミニ屋台もあった。育成会の大谷重仁副会長は「今後も祭りが継続できるように、子どもたちが大人になっても思い出に残る祭りを続けていきたい」と話した。

