
生分解ルアーで釣り大会 河口湖汚染防止へ初開催
2025年07月07日
日本バスクラブ(富士河口湖町船津、山下茂会長)などは6月29日、河口湖で生分解性のルアー(疑似餌)のみを使った釣り大会「生分解性ルアー・スタートアップトーナメント」を初めて開催した。水中に残されたルアーが劣化することで発生する、微細なプラスチック片による環境汚染を防ぐ取り組みの一環。
バスプロや釣り愛好家ら約180人が参加。生分解性ルアーを釣り糸に取り付けた後、湖岸やボートから釣り糸を垂らした。参加者は釣り上げた1匹の重さで競い、1,892グラムのブラックバスを釣り上げたバスプロの藤田夏輝選手に「ビッグフィッシュ賞」が贈られた。
東京都八王子市の辻永翔さん(13)は「普段の釣りでもルアーがとれることがある。自然に優しい取り組みだと思う」と話した。山下会長は「環境に配慮して釣りを楽しんでもらえるよう、生分解性ルアーの普及に取り組んでいきたい」と話していた。大会は7月27日にも開かれる。