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笛吹に県警察機動センター


笛吹に県警察機動センター

 県警は7月30日、事件・事故の科学捜査と初動捜査を担う新拠点「県警察機動センター」(笛吹市石和町窪中島)の落成式を行った。隣接する石和分庁舎に入っていた鑑識課、科学捜査研究所に加え、機動捜査隊、交通機動隊を集約。新たに燃焼実験棟などを設けるなど機能を充実させた。7月7日から業務を始めている。
 落成式には県警幹部や県関係者ら約50人が出席。仲村健二県警本部長が「科学捜査と初動捜査部門の連携がさらに強化され、事件事故発生時の早期解決が果たされると考えている」とあいさつした。関係者ら向けの内覧会もあった。
 県警会計課によると、センターは鉄筋コンクリート3階建てで、延べ床面積は3579平方メートル。麻薬の成分分析など科学捜査を行う部屋や足跡、指紋の鑑定室をより効率的に作業できるよう配置。放火事件などの捜査で行う火災の再現実験に適した燃焼実験棟も設けた。
 センターはICカードセキュリティーシステムを導入。災害対策として建物、受水槽をかさ上げしたほか、屋上に発電機設備などを設置した。女性職員の働きやすい環境づくりとして、シャンプードレッサーを備えた専用更衣室も設けている。


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