
6年ぶり内船歌舞伎 南部中1年生が熱演
南部中の学園祭「輝城祭」が9月13日開かれ、1年生が南部町の伝統芸能「内船歌舞伎」を披露した。新型コロナウイルス禍で中断していたため、上演は6年ぶり。訪れた保護者らは生徒の熱演に見入っていた。
1年生33人は、7月から内船歌舞伎保存会(山本純司会長)のメンバーの指導の下、練習に励んできた。演じた「吉例曽我 対面の場」は、曽我十郎、五郎兄弟が亡き父の敵と対面する様子を描いた物語。生徒は、衣装を身にまとい、歌舞伎の独特な言葉遣いや動きを力強く披露し、観客からは大きな拍手が起こった。
敵役の工藤左衛門祐経を演じた永冨昂輝さんは「昔の言葉を覚えるのは大変だったが、(観客からの)拍手を聞いてやって良かったと感じた」と達成感をにじませた。曽我五郎を演じた池田遥斗さんは「練習通りにいかないこともあったが、良い経験になった。仲間とせりふを確認して練習する時間が楽しかった」と振り返った。
保存会の森田守さん(77)は「体育館の一番後方まで届くぐらいの良い声を出してくれた。(内船歌舞伎を)続けてもらい、伝統を継承してくれればうれしい」と話した。
内船歌舞伎は江戸時代後期に内船地区に伝わったとされる伝統芸能で、2011年に県無形民俗文化財に指定された。同校の学園祭では15年に1年生が初めて内船歌舞伎を上演した。

