
農林高生が避難所体験
2025年12月03日
農林高は、同校体育館などで、生徒や教員、地域住民が避難所生活を体験する「防災リーダーキャンプ」を開いた。生徒らが災害物資を活用して炊き出しなどを体験した。
キャンプは、生徒に災害時に必要な知識を身に付けてもらうことを目的とする同校独自の取り組みで、2回目。11月14、15の両日に開き、同校生徒や教員、PTA役員のほか、同校周辺の八幡新田1、2区の区民ら計65人が参加した。
大規模な地震を受け、同校体育館に避難した想定で実施。参加者は11月14日夕に体育館に集合し、市職員や八幡新田1、2区の地区防災会担当者から災害の特徴や防災についての講義を受けた。屋外で火をたき、おにぎりと豚汁を作って食事をとったり、体育館で毛布を敷いて寝たりして、避難所生活を体験した。
同校防災委員会の3年和田信之介さんは「山梨県は災害が少なく防災について深く考えたことがなかったが、キャンプを通じて日頃の備えの大切さを学べた」と話した。

