
水ネギ 味濃く香り強く 富士北麓で収穫最盛期
富士北麓地域の伝統野菜「水ネギ」の収穫が最盛期を迎えている。味が濃くて香りが強く、根まで食べられるのが特徴で、1月21日には県外の料理人が富士吉田市内の生育現場を訪れ、水ネギを試食した。富士山野菜生産者協議会の古屋善治顧問によると、水ネギは稲作のように水の中で育つ固有種であり、江戸時代から栽培されてきたが、農家の高齢化により栽培農家が減少しているという。
勝俣智一さん(45)=同市小明見5丁目=の田んぼでは富士山の伏流水をかけ流して水ネギを栽培しており、昨年12月から収穫を始め、作業は2月下旬ごろまで続く見込み。同市の道の駅富士吉田などに出荷している。
この日は県産食材の生産現場を巡る県主催イベントが行われ、料理人7人が参加した。県担当者や古屋顧問が富士北麓地域で育つ野菜のブランド「富士山やさい」の特徴を説明。参加者は勝俣さんが育てた水ネギを味わった。
長野県白馬村で中国料理店を営む阿部剛士さん(37)=北杜市出身=は「えぐみがなくておいしかった。料理の食材として使ってみたい」と太鼓判を押した。
勝俣さんは「今年も順調に育ってくれた。多くの人に味わってほしい」と話していた。

