
バズるとは?どこからがバズったと言える?バズるの意味や具体的な基準を解説
SNSでは、「バズる」という言葉をよく耳にします。どの程度からバズったと言える?これってバズったって言っていいの?
ここでは、「バズる」の意味や具体的な基準を解説します。
バズるとは?
「バズる」とは、ネットで話題になった、という意味です。
「Buzz」とは英語で「話題、ざわめき」の意。これに日本語の「る(する)」がついて「バズる」という表現が生まれました。
YoutubeやInstagram、TikTok、XなどSNSの場では投稿が短時間に拡散され、視聴数や反応が爆発的に増える現象が起こりやすく、そんなときに「バズった」という言葉が使われます。
例:
「前に投稿した動画が今になってバズってて、フォロワーが急に増えた」
「そのインスタの投稿、バズってるじゃん」「え!なんとなく載せただけなのに」
どこからがバズったと言える?
明確な基準があるわけではありませんが、インスタで「いいね」が数千になったり、Youtubeで再生数が100万回を超えたり、TikTokで再生数が数十万回を超えたら、バズってると言えそうです。
ただし、「バズる」はあくまで相対的な評価であり、そのチャンネルやユーザーのもともとのフォロワー数や平時の閲覧数がどの程度かにもよります。
例えば、
・普段50くらいだが、5,000の「いいね」がついた
・登録者1,000人のアカウントで数万の「いいね」がついた など
また、その投稿がSNS内の「おすすめ」や「トレンド」「話題の投稿」に入ったり、テレビやニュースサイトで取り上げられることも「バズった」の基準になります。
若者の間ではTikTokでバズったときの波及効果がとくに大きいとされます。
そのため、TikTokで「#おすすめにのりたい」「#運営さん大好き」「#運営さんお願いします」などの、バズりたくて思わずつけてしまうハッシュタグも目立ちます。ただし、これらのハッシュタグにはとくに効果はないそうです。
バズった例(山梨編)
山梨でバズった例をご紹介します。
・「山梨県が良すぎる」(山梨県公式TikTok)
山梨県が開設し、国内外・若年層を中心に山梨県の魅力を発信してきたアカウントですが、2022年11月の開設から1年ほどで、フォロワー18,000人、再生回数1,800万回を上回り、バズりました。
▶https://www.tiktok.com/@yamanashi_yosugiru
・「とある地方の銀行員」(山梨中央銀行、TikTokアカウント)
2023年に地方銀行員のアカウントとして開設され、「1万枚の1円玉をひたすら数える」や「ストリートスナップ撮っていいですか?」などの面白動画、また銀行員ならではの金融の知識を紹介する動画を発信。約1年半でフォロワー1万人以上となり、複数の動画が30万回以上再生されるなど話題に。実は山梨中央銀行名を伏せたまま始めた「TikTok」公式アカウントで、ネタバレ時には頭取が偽の緊急記者会見を開いてその様子を投稿するなど、演出も話題になりました。
・ゆるきゃん△効果
キャンプをテーマとした本アニメは日本で大きな話題となり、キャンプブームを巻き起こしました。舞台となった山梨のモデル地がSNSで度々話題になり、聖地巡礼や消費を通した経済効果が生まれました(本栖高校(旧身延町立下部小、中学校)周辺や身延町内の商店街への来店者増加など)。
出典:「ゆるキャン△」が地域に与えた影響調査について(山梨大学、山梨中銀経営コンサルティング)
・喫茶店「もんぶらん」(2025年放送ドラマ「ホットスポット」)
2025年放送のドラマ「ホットスポット」で登場したレトロでオシャレな喫茶店、「もんぶらん」(山梨県富士吉田市)に全国から観光客が集まり、長蛇の列ができるほどに。お店の外観やスイーツを映した投稿に数千のいいねがつくなど、バズりました。
・水信玄餅(金精軒)
甲斐駒ケ岳の伏流水に金精軒独自の製法で、固形にできるギリギリの量の寒天でゼリー状にした商品、水信玄餅がインスタなどのSNSやテレビで話題となり、バズりました。詳しくは本サイト「ふじのーと」内の記事でも紹介しています。
▶賞味期限わずか30分 山梨名物「水信玄餅」
どんなときにバズるの?バズる条件は?
その投稿に対する人の関心の高さは、まず「いいねの獲得率」や「リピート率」など複数の指標を介してSNSのアルゴリズム(人気商品を前面に陳列する店長さん)に伝わり、露出が上がります。すると、さらに多くの人に見てもらえるようになり、第二波、第三波と閲覧が増えてバズっていきます。
こうなると短時間で大量のリツイート、いいね、シェア、コメントが集まり、多くの人がその話題について語り始め、場合によってはニュースにも取り上げられるほど注目されます。
意図的にバズらせようとしても、必ずしも成功するとは限らず、むしろ作為的な投稿は敬遠されがちです。
バズるかどうかは複数の要因が絡むため、はっきりとした法則があるわけではありませんが、過去の例から共通する傾向を見出すことはできます。
たとえば、愛らしい動画(猫ミームなど)、感動や驚き、悲しみ、怒りなど感情を強く揺さぶる動画、あるあるネタなど身近な共感を呼ぶ動画、斬新でこれまで目にしたことのない造形・作品などです。
「バズった」を経験したことがある人は一部で、そのノウハウもルール化しにくく、大いにセンスが問われるところですが、もしバズらせた経験のある人が身近にいるなら、その方にコツを聞いてみたいものですね。
以上、「『バズる』とは?~どこからがバズったと言える?」でした。
written by ヒノキブンコ