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釈迦堂遺跡博物館(Introduction of "The Shakadou museum of Jomon culture)

甲府盆地の玄関口で縄文カルチャーを掘る

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 笛吹市と甲州市にまたがる釈迦堂エリアは、中央自動車道を使って甲府に来る際の玄関口です。中央自動車道建設に先立って調査された釈迦堂遺跡群からは、縄文時代中期を主体とした1116点の土偶が出土しました。これらの土偶を含む土器、石器、あわせて5599点の重要文化財を所蔵し、後世に縄文文化を伝える拠点として昭和63年(1988年)に開館されたのが釈迦堂遺跡博物館です。

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 山梨から諏訪にまたがる広い範囲で縄文時代の遺跡が数多く出土していることから、一時期は縄文文化の中心地であったのではないかと推察されています。縄文を切り口とした若者向けのフリーペーパー「縄文ZINE」が人気を博し、縄文カルチャーがブームになりつつある昨今、ファッションでいう原宿や渋谷のように、山梨は縄文カルチャーの発信地ともいえる考古学的に重要な土地なのです。

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 釈迦堂遺跡博物館に常設されているのは今から約5000年前の中期のものが中心で、なかでも土偶の数は圧巻。今年30周年を迎え、10月から期間を延長して2月4日まで30周年記念展示として釈迦堂遺跡から発掘された1116点の土偶すべてを展示しています。妊婦の姿を表している土偶は安産や豊穣を願ったものとされ、時代や地域によってさまざまな作風と技術が施されています。また、土偶の中には名前が付けられているものもあります。いずれも人のかたちをしていることから、縄文時代の人々を映した重要な手がかりです。釈迦堂地区で出土した土偶の多くは割れていますが、破片を観察すると儀式用に予め割ることを想定されて作られたものと推測されています。
 その他、縄文時代の土器、石器から縄文時代の生活様式や人々の営みをうかがい知ることができます。

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 釈迦堂遺跡を代表する「水煙文土器」の目を引く装飾の美しさと存在感は必見。人の文様が描かれた「人体文土器」もそうですが、細かな装飾が施されたデザインから縄文時代の人々は豊かな美的感覚を有していたのではないかと想像が膨らみます。 悠久の時を超え、現代にその足跡を残す縄文文化。人の歴史のルーツとその息吹に壮大なロマンを感じることができるはずです。


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Article written by VALEM co., ltd.

釈迦堂遺跡博物館
〒405-0054
山梨県笛吹市一宮町千米寺764
※詳細は下記URLを参照してください。
http://www.eps4.comlink.ne.jp/~shakado/

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