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通信速度とは?5Gって?~家でときどき通信が遅くなるのは?

先日、山梨にもUber EATSがやってきましたが、新しい通信規格『5G』もすでに山梨に来ています。
とはいえ、東京でさえまだスポット的にしか利用できない5Gですが、現在、山梨県では甲府市を中心に5Gの早期エリア化を進めているところです。 『通信』はいまや食や交通と同じく生活インフラとなり、通信速度は生活の質に関わる大事な要素となりました。

でも、そもそも5Gってなに?通信速度って?家でときどきWi-Fiが遅くなるのはなぜ?

通信速度とは?

通信速度とはスマホなどでサイトの閲覧や、データをダウンロードするときの情報の受け渡しの速さのことで、送る側と受け取る側の端末性能やその間の通信手段で決まります。

「上り」や「下り」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは通信方向を指します。「上り」はこちらからの送信、「下り」はこちらへの受信になります。

上り速度

LINEやメールで写真や動画を送る速度、Webサイトに文章や画像をアップロードする速度、など。

下り速度

YOUTUBEで動画を再生するときの応答速度、LINEで動画を受けとるときの速度、音楽や映画をダウンロードするときの速度、など。

「bps」は通信速度の単位

bpsは通信速度を表した数値で、「bit per second」の略です。1秒の間に転送できるデータ量を示し、ビット毎秒(まいびょう)とも呼ばれます。 bpsはスマホ通信や光回線の速度、LANケーブルやルーターなどの通信機器の単位で広く用いられます。実際には、Kbps、Mbpsという表示になっていることが多く、「Kbps」はk(キロ)なので1,000倍、「Mbps」はm(メガ)なので100万倍、「Gbps」はg(ギガ)なので10億倍ビットを意味します。

一般的な住宅の光回線の最大通信速度(下り)は1〜5Gbpsであることが多いです。

5Gとは?4Gとは?

5Gとは5th Generation(第5世代移動通信システム)の略で、非常に速い、今風に言えば「神ってる」通信技術です。 4Gとは、第4世代移動通信システムのことで、現在のスマホなどの通信方式です。 ちなみに、家のPCやテレビがつながっている光回線は光ファイバーを利用した有線通信です。5G、4Gは無線通信です。

5Gはどれくらい速いの?〜4Gが原付なら、5Gはリニア

その神ってる5G、実際にはどれくらい速いのでしょうか?

5Gは4Gの通信速度より20倍速いとされています(条件にもよりますが、10倍〜100倍速いと言われています)。
例えば、原付は時速25km、リニアが時速500kmなので、その差はちょうど20倍。今の4Gの通信速度が原付なら、5Gは自動車や新幹線を超えて、リニアに相当します。 いままで映画のダウンロードが1分かかっていたところ、5Gなら3秒ほどで完了することになります。

通信速度
5Gの速さを乗り物に例えると・・・

5Gが一般的になるのはまだ数年後ですが、でもたった数年後。スマホにおける5G回線の普及率は2024年に25%前後になると予測されています。私たちのスマホに限らず、物流や医療、製造分野の通信システムに革命を起こすと言われている5Gは、将来、ネットワークにつながるサービスや技術のあり方を変えるかもしれません。

通信速度が遅い〜家でときどきネットやWi-Fiが遅くなる原因は?

通信速度に関わる身近な話に移りましょう。

家でときどき、Wi-Fiに繋がっているのに通信速度が遅くなったり、Wi-Fiが繋がりにくくなったりすることがあります。 今まで問題なく繋がっていて、特に何もしていないのに突然繋がらなくなったという場合は、ルーターの設定や端末のWi-Fi設定にエラーが生じている可能性があります。
そんなときは、スマホのWi-Fiを一旦OFFにしてからまたONにする、スマホを再起動する、無線LANルーターを再起動するなどの対処で復旧することが多いです。これは、再起動で設定が正常に戻るためです。

そうではなくて、慢性的に接続状況が悪い場合は、無線LANルーターの規格が古い、スマホのWi-Fiの規格が古い、無線LANルーターとスマホの間に家具、壁などの障害物が多いなどの原因が考えられます。その場合、スマホやルーターの機種を新しくしたり、無線LANルーターの場所を変える、Wi-Fi中継機を置くなどの対処が有効です。 通信速度が実際にどれくらい遅くなっているか調べることも原因究明に役立つでしょう。

通信速度 測定・計測〜スマホの通信速度チェック

現在接続している回線の通信速度は、手軽に計測することができます。 GoogleやYahoo!で『通信速度測定』と検索すると、無料でスマホやPCの通信速度を測定、計測するサイトがいくつも出てくるので、これで通信速度をチェックしてみるのもいいでしょう。

グーグルの新指標『コアウェブバイタル』

ネットショップ運営者やサイト管理者向けに、通信速度にまつわるGoogleの最新トピックをご紹介します。

スマホが普及した現在では、国内の検索の75〜90%はスマホによるものとなりました。つまり、ウェブページ閲覧のアクセスは、PCからよりスマホからの方が圧倒的に多いのです。

人々はスマホで、気になったことをその場でさっと検索します。その際、クリックしたページがなかなか表示されないと、スワイプで戻って別のページに移動してしまうことが多いです。ウェブページの表示速度が遅いのは、閲覧者側の通信速度が問題であることもありますが、ウェブサイトの情報量が多いことも一因です。表示速度が遅いウェブサイトは閲覧される機会を失っているのです。

せっかくいい内容が書いてあるページなのに、表示速度が遅いというだけでスルーされてしまうのはもったいないです。そこで、Googleはコアウェブバイタルという新しい指標を打ち出しました。そこにはFCP、CLSなど難しい言葉が並びますが、要するに『誰にでもあなたのページがすぐに表示されるようにしてあげてください』というGoogleからのお願いです。 将来5Gが普及すれば、その差は問題ではなくなるかもしれませんが、通信量の上限制限など通信が遅い人にも手早くページを表示してあげることは、これからの時代、特に閲覧者数に大きな影響を与えるのではないでしょうか。ウェブサイト管理者やECショップ運営者は今後、表示速度に気を配った方が良さそうです。

以上、『通信速度とは?5Gって?〜家でときどき通信が遅くなるのは?』でした。

written by ヒノキブンコ

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