子どもたちに愛され続ける「山梨県立愛宕山こどもの国」（"Yamanashi Prefecture Atagoyama‐Kodomonokuni" is loved by children）
山梨に生まれ育ったのなら誰でも一度は行ったことがあるのではないでしょうか？甲府の中心地より北側に位置する愛宕山の中腹に、甲府盆地や南アルプス連峰、富士山が眺望できる「山梨県立愛宕山こどもの国」があります。
1971年5月5日に開園されてから多くの子どもたちに愛され続けている遊びスポットです。
「こどもにとって遊びは生活そのものであり、遊びを通してさまざまな生活の知恵や能力を身につけ、人間としてすこやかに成長していきます。 豊かな自然に恵まれた里山、緑と太陽のもとで自然と直接触れ合いながら、こどもたちが自由に遊びが展開できるよう、安全で快適な環境づくりを行ないます」 この言葉をモットーに、豊かな自然の中に多くの遊びが詰め込まれた施設。週末には、駐車場が満車になってしまうほど人気の施設でもあるのです。
おもしろい遊具がいっぱいの自由広場
愛宕山こどもの国のシンボルとも言える山の斜面を生かした「自由広場」には、様々な遊具が設置されています。螺旋状になった遊具、ロープを使った遊具など、子どもたちは身体を使い、知恵を絞り、冒険さながら頂上目指して遊具をくぐり抜けるように遊びます。
お友達同士競争し合う子、怖々とお父さんやお母さんの手に掴まりながら進んでいく子などペースもさまざま。
こんな遊びの中から、恐怖心を克服したり、どうしたら早く行けるか？などの知恵を使ったりして、自律性や道徳性などが自然と身につくような学びの場ともなっています。
ゴール周辺には、なわとび・けん玉・コマ・竹馬・わなげ・フラフープなど、昔懐かしい遊び道具もあります。かつての子どもたちが夢中になっていた遊びも指導員の人に教えてもらいながら遊ぶことができるのです。
年齢に合った楽しい遊具がいっぱいです
斜面に向かい、遊具は左右に分かれています。スタート時は右からスタートするのが一般的
ゴール地点にある木製遊具
変形自転車広場、ライオンの池ゾーンなど、遊ぶ場所はまだまだある
自由広場の北側にある「ライオンの池」は、黄色のライオンが目印の広場です。春と秋には、「幼児用手漕ぎボート」「パワーパドラー」が体験できます。そして夏には、「水遊び場」として多くの子どもたちが涼を求めて訪れます。
「ライオンの池」をさらに奥に進んだ場所に「変形自転車広場」があります。こちらには、普段乗ることのできない変わった形の自転車が並んでいます。1人乗りはもちろん、3人、4人乗りの自転車も楽しむことができるので、子どもだけでなく大人にも人気のゾーンです。
このように、通年楽しめる場所がたくさんあるのも「愛宕山こどもの国」の魅力と言えるでしょう。
●変形自転車広場
開場日：土曜日、日曜日、祝日※春・夏・冬休み期間は平日も開場
時間：9：30～16：30（7・8月は～17：30）
料金：無料
対象：幼児（保護者同伴）・小学生・中学生
●パワーパドラー体験
運営日：3月～6月・9月～10月の土日祝日および春休み期間(3月下旬～4月上旬)
体験時間：10:00～12:30、13:30～16:00
料金：無料
対象：小学生2年生以下
イルカが施されたかわいい自転車に、子どもたちも大喜び
ライオン池では様々なイベントを企画しています
公共宿泊施設「少年自然の家」で自然と共存する
そして施設内には、自然に親しみ、野外活動や集団宿泊生活を通して、普段学校や家庭では期待しにくい、規律・友愛・共同・奉仕などの尊さを体験できる「少年自然の家」が併設されています。豊かな自然の中、寝食を共にした子どもたちはきっと頼もしく感じられることでしょう。団体だけでなく、家族だけでの利用も可能で料金もとってもリーズナブルです。普段の生活では体験できないことを家族みんなで経験する良い機会を与えてくれそうです。
利用規定があるので事前に問い合わせ、もしくはHPをチェックしてください
その他にも、キャンプ場や山梨県立科学館も併設されています。子どもたちはこの場所で、様々な体験を通して多くを学び、好奇心や探究心を培い考える力を身につけられるところでしょう。「愛宕山こどもの国」は、子どもたちの目線に寄り添った魅力的なおすすめスポットです。
Article written by New Attitude
山梨県立愛宕山こどもの国
〒400-0023
山梨県甲府市愛宕町358-1
TEL 055-253-5933
※詳細は下記リンクを参照してください
http://atagoyama.yya.or.jp/
