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春のお出掛けに。韮崎市のパワースポット5選( 5 Power Spots in Nirasaki)

 新しい季節を前に、パワースポットを巡ってみませんか?韮崎市内でコンパクトに巡れるパワースポットを集めてみました。

1.武田八幡宮

甲斐武田氏発祥の地で武田のルーツに触れる

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 山梨といえば武田信玄。武田八幡宮は甲斐武田氏発祥の地として知られ、その歴史は1200年にもなるといいます。社紀によれば源氏の流れを汲んだ領主が武田を名乗ることとなり、開祖は武田太郎信義とされています。平安時代、嵯峨天皇の勅命によって九州の宇佐八幡を移し、土地の神と併せ祀ったことが武田八幡のルーツです。正式に氏神として信仰され、家名の武田を名乗ったのが鎌倉時代の信義でした。

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 そこから脈々と皆が知る甲斐の戦国武将、武田信虎、信玄へと受け継がれていきます。本殿が修復されたのは信玄が21歳のころ(およそ430年前)のことです。立派な茅葺は今なお残り、厳かな雰囲気が漂う武田八幡宮は国の重要文化財に指定されています。御朱印もあるので訪れた際にはぜひ。甲斐武田氏の歴史に思いを馳せるのもよし、ゆっくりと境内をまわり、心を落ち着かせるもよし。韮崎市にはほかにも武田氏にまつわる遺跡がいくつも残っているので、歴史、戦国時代が好きな方は回ってみると楽しめそうですね。


武田八幡宮
山梨県韮崎市神山町北宮地1185

2.為朝神社

源氏きっての豪傑が祀られる神社

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 武田八幡宮の本殿から徒歩で奥へと進んでいくと、ひっそりとあるのがこちらの為朝(ためとも)神社です。平安時代末期の源為朝は豪傑として知られ、2メートル以上の巨体で弓の名手というハイスペックな武士だったそう。気性も荒く、生まれついての乱暴者。そのため父親は為朝をもてあまし、島流しにしてしまいました。

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 しかし、為朝は挫けません。鬼2匹を従えて武田太郎信義のもとに身を寄せ、武田為朝を名乗ったといいます。そんな剛力無双の武士が没したのちに祀られると、病を退けるとして信仰を集めました。特に疱瘡(ほうそう)という皮膚病が蔓延した時代には、多くの人が為朝神社を訪れ救いを求めたそう。医療の進歩によって信仰は薄れてしまったものの、大きな木彫りの像は修復を経ながらも立派に現存していて、その姿はまさに豪傑の名にふさわしいものです。お参りをすると心身ともにパワーを分けてもらえるかもしれません。


為朝神社
山梨県韮崎市神山町北宮地

3.平和観音

韮崎の地を見つめる平和のシンボル

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 韮崎のランドマーク、アメリカヤの裏手に位置する七里岩南端。富士山を見渡す小高い丘の上に、平和観音があります。韮崎の町を見つめるように立っている観音様は身長16.6メートル(台座を入れると18.3メートル)、体重は308トン。この巨大な観音様は、昭和34年8月に着工し、2年2ヶ月の月日をかけ完成されました。この観音様は市民の平和と無限の発展の祈りを込められて建立されたもの。韮崎の人たちの地元を思う気持ちが伝わってきます。ただそこにある、それだけで完結するものは美しく、見る者を魅了します。


平和観音
山梨県韮崎市富士見ヶ丘1-385

4.雲岸寺 窟観音(あながんのん)/ 千体地蔵

洞窟を抜けていく冒険感がたまらない

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 韮崎市の雲岸寺では一風変わった石仏を見ることができます。平和観音の立つ七里岩の中段に位置する岸壁をくりぬいた洞窟から、外に張り出したお堂。そこは地域で窟観音(穴観音)として親しまれています。なんといっても洞窟の雰囲気とくぐり抜ける冒険感が、とても楽しいのです。

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 洞窟といっても長くはないので、誰でも簡単に行くことができます。非日常な空間の先に弘法大師自作の石仏と、千体地蔵が並びます。並んだ千体地蔵の中には、必ず目が合うお地蔵さんがいるそうなので、探してみましょう。3月下旬には雲岸寺でお祭りも催されます。


雲岸寺
山梨県韮崎市中央町11-2

5.銀河鉄道展望公園

山梨の自然と中央線が織り成す銀河鉄道の夜

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 ここはパワースポットとは少し違うかもしれませんが、ある意味素敵なパワーをもらえるかも知れないロマンチックな場所です。茅ヶ岳の麓、穂坂町周辺から眺める夜の中央線が空に飛んでいくように、銀河鉄道に見えることからその名がついています。電車が一本の光の帯となり昇っていく幻想的なワンシーンを眺めてみてはいかがでしょう。山梨の、韮崎市だからこそみられる風景です。


銀河鉄道展望公園
山梨県韮崎市穂坂町宮久保

Article written by VALEM co., ltd.

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