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大人への「光跡」 身延

大人への「光跡」 身延

 蛍の自然発生地として知られる身延町一色の一色川で4月3日夜、ゲンジボタルの幼虫が川から上陸する様子が見られた。
 4月3日夜は雨が降り続き、川岸の草むらや護岸の壁に無数の幼虫が発する光がゆっくりと瞬くのが見られた。長時間露光で連続撮影し、複数枚の写真を重ね合わせると、川岸をはい上がる幾筋もの光跡が浮かび上がった。
 一色ホタル保存会によると、上陸は例年4月の桜が咲くころ。雨が降る夜に、幼虫は尾を光らせながら一斉に川から上がり、岸の土に潜る。さなぎを経て40~50日後に羽化して成虫になる。
 一色川でゲンジボタルが舞い始めるのは5月下旬ごろからだという。

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