外貨預金の基礎知識
外貨預金の概要や運用のポイントなどをご紹介します。お客さまの資産運用にぜひお役立てください。
外貨預金とは
外貨預金とは
外貨預金とは、日本円以外のお金、つまり外貨で預金をする商品です。
円預金と同じように、「(外貨)普通預金」「(外貨)定期預金」といった種類があります。
基本的な商品のしくみは円預金と同じですが、適用される金利が、その預金通貨ごとに違うといった点や、為替相場の変動次第では、為替差益を期待することができたり、逆に為替差損が発生することもあります。
また、為替相場に変動がない場合でも、往復の為替手数料(当行の本支店窓口で作成された場合、1通貨単位あたり、米ドル2円、ユーロ3円、最大で英ポ ンド8円等)がかかるため、お引出し時の円貨額が、お預け入れ時の円貨額を下回る(円ベースで元本割れとなる)おそれがあります。
外貨預金の金利
預金金利は、その国々の経済情勢などにより異なります。外貨預金の金利は、市場の動向に応じて決定されますので、通貨によっては、円預金の金利よりも高い場合があります。
金利情報
外貨預金(為替予約なし)の金利外国為替相場
為替について
為替差益も期待できます。
ただし、相場状況によっては為替差損を被ることがあります。
外貨預金は円貨を外貨に替えて運用するので、お引出し時の為替相場によって円貨でのお引出し額がかわります。為替のタイミングをうまくとらえて運用できれば為替差益も期待できます。ただし、相場状況によっては為替差損を被ることがあります。
具体的には「お引出し時の為替相場」が「お預け入れ時の為替相場」よりも円安になっていれば「為替差益」が生じます。
運用ポイント
上手に運用するポイント1
外貨預金における運用損益の3要素である、「金利収入」「為替差益(為替差損)」「為替手数料」を整理して考えてみましょう。
-
金利収入:好金利のメリットを受けること。
-
為替差益:為替手数料を抑えて、為替差益によるメリットを少しでも多く受けること。
以上のように整理して考えるとわかりやすいかもしれません。
「米ドル」での例を示します。ユーロなどの他の通貨でも考え方は同様です。
-
米ドル購入時より円安(ドル高)になると:為替差益を得ることが期待できます
-
米ドル購入時より円高(ドル安)になると:為替差損が発生します
為替レートが1米ドル=150円の時に外貨預金をスタートした場合の、1米ドルあたりの為替差益・差損 (為替手数料を考慮した実際の適用相場は149円50銭です。)
(山梨中銀ダイレクトの場合)
| 預け入れ時の為替レート (為替手数料考慮後) |
預け入れ時以降の為替レート(為替手数料考慮後) | |||
|---|---|---|---|---|
| 150円 (150円50銭) |
160円 (159円50銭) |
151円 (150円50銭) |
150円 (149円50銭) |
153円 (152円50銭) |
| 為替差損益 | +9円(差益) (=159.50-150.50) |
±0円 (=150.50-150.50) |
▲1円(差損) (=149.50-150.50) |
+2円(差益) (=152.50-150.50) |
-
為替差益が発生:預け入れ時の為替レートから1円超円安(ドル高)
-
為替差損が発生:預け入れ時の為替レートから円高(ドル安)、もしくは1円未満の円安(ドル高)
運用損益がプラスなら
-
外貨預金を解約(円に交換)し、利益を確定する。為替相場の動向を見ながら、次のチャンスを待つ。
-
さらなる円安進行を期待。金利収入の増加を狙って外貨定期預金で運用。(注1)
-
さらなる円安進行を期待。大きな金利収入は期待できないが、機動的に円に交換可能な外貨普通預金で運用。(注1)
(注1)外貨預金で継続した場合、予想に反して円高が進行すると、為替差損により元本割れするおそれがありますので、注意が必要です。
運用損益がマイナスなら
-
外貨預金を解約(円に交換)し、損失を確定する。
-
円安になるのを期待しつつ、金利収入の増加を狙って外貨定期預金で運用。(注2)
-
円安になるのを期待しつつ、大きな金利収入は期待できないが、機動的に円に交換可能な外貨普通預金で運用。(注2)
(注2)外貨預金で継続した場合、期待どおりに円安にならず、さらに円高が進行することもあります。その場合は、運用損益のマイナスが、一層拡大することになりますので、注意が必要です。
外貨預金サービスの適用為替手数料【1通貨単位あたり】
| 山梨中銀ダイレクト | 本支店窓口 | 山梨中銀ダイレクトのお得 | |
|---|---|---|---|
| 1米ドル |
片道50銭 | 片道1円 | 片道あたり50銭 |
| 1ユーロ | 片道75銭 | 片道1円50銭 | 片道あたり75銭 |
| 1豪ドル | 片道1円 | 片道2円 | 片道あたり1円 |
| 1カナダドル | - | 片道1円60銭 | - |
| 1英ポンド | - | 片道4円 | - |
- 仲値は、外国為替相場の動向により毎日変動します。 原則として、米ドルは平日窓口営業日の午前10時、その他の通貨は午前10時45分頃に公表しますが、市場の大きな変動があった場合は、一旦公表された仲値を予告なく変更する場合があります。
適用相場の例【1通貨単位あたり】 ~有利さをぜひ実感してください~
| 仲値 | 山梨中銀ダイレクト | 本支店窓口 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 作成時の適用相場 (外貨預入) |
解約時の適用相場 (円に交換) |
作成時の適用相場 (外貨預入) |
解約時の適用相場 (円に交換) |
||
| 1米ドル | 150円 | 150.50円 | 149.50円 | 151.0円 | 149.0円 |
| 1ユーロ | 180円 | 180.75円 | 179.25円 | 181.50円 | 178.50円 |
| 1豪ドル | 100円 | 101円 | 99円 | 102円 | 98円 |
| 1カナダドル | 110円 | - | - | 111.60円 | 108.40円 |
| 1英ポンド | 200円 | - | - | 204円 | 196円 |
上手に運用するポイント2
積立式外貨普通預金により、円貨額指定で毎月積立を行えば、ドルコスト平均法(※)による為替変動リスクの時間分散効果が期待できます。
運用例
外貨預金の運用は、為替相場の動向が1つのポイントです。
満期を迎えた時の円相場がスタート時よりも「円安」・「円高」それぞれの場合で下記のような運用例が想定されます。
自動継続外貨定期預金の運用例(山梨中銀ダイレクトの場合)
150万円を米ドルで1年間、年利1.00%で運用される場合
仲値が1米ドル=149円50銭(TTS=150円)の場合
↓1年後
10円 円高
スタート時よりも10円円高(仲値139円50銭)になった場合
10,079.69米ドル×TTB139円=1,404,077円
| 利息 | 79.69米ドル×139円=11,077円 | |
|---|---|---|
| 為替差損 | 10,000米ドル×(139円-150円)=▲110,000円 | |
| 円換算額 | 元本 | 1,500,000円 |
| 為替差損 | ▲110,000円 | |
| 税引き後利息 | 11,077円 | |
| 合計 | 1,401,077円 | |
- お受け取り時にお客さまが負担される為替手数料(仲値―TTB)は【(139.50円-139円)×10,079.69米ドル=5,039円】となります。
-
10円 円高
-
満期時のご選択
| その1 | そのまま自動継続 円安になるのを期待しつつ、継続して利息を増やす。 |
|---|---|
| その2 | 解約し、外貨普通預金で運用 外貨普通預金に入金し、円に交換するチャンスをうかがう。 |
| その3 | 解約し、円に交換 円貨の普通預金に預け替えをし、損失を確定する。 |
10円 円安
スタート時よりも10円円安(仲値159円50銭)になった場合
10,079.69米ドル×TTB159円=1,602,671円
| 利息 | 79.69米ドル×159円=12,671円 | |
|---|---|---|
| 為替差損 | 10,000米ドル×(159円-150円)=90,000円 | |
| 円換算額 | 元本 | 1,500,000円 |
| 為替差損 | 90,000円 | |
| 税引き後利息 | 12,671円 | |
| 合計 | 1,602,671円 | |
- お受け取り時にお客さまが負担される為替手数料(仲値―TTB)は【(159.50円-159円)×10,079.69米ドル=5,039円】となります。
-
10円 円安
-
満期時のご選択
| その1 | そのまま自動継続 さらなる円安を期待。 そのまま継続して利息を増やす。 |
|---|---|
| その2 | 解約し、外貨普通預金で運用 外貨普通預金に入金し、円に交換するチャンスをうかがう。 |
| その3 | 解約し、円に交換 円貨の普通預金に預け替えをし、損失を確定する。 |
- 本運用例での為替手数料(TTS-仲値または仲値-TTB)は1ドル=50銭です。
課税について
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利息に対する課税
-
個人のお客さま
利子所得として、20.315%(国税15.315%・地方税5%)の源泉分離課税が適用されます。 -
法人のお客さま
総合課税となります。
-
-
為替差益に対する課税
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個人のお客さま
雑所得として確定申告による総合課税となります。
(ただし、年収2,000万円以下の給与所得者で、為替差益を含めた給与以外の所得が20万円以下の場合であれば、所得税の確定申告は不要です。)
為替差損は、黒字の雑所得から控除することができます。 -
法人のお客さま
総合課税となります。
-
※上記の税制は平成29年3月末現在の情報をもとに作成しており、今後変更される場合があります。
為替手数料等について
外貨預金取引に適用される為替相場:適用相場(TTS)と(TTB)について
円を外貨にする際(預け入れ時)は当行所定のTTS(預け入れ時の適用相場)を、また外貨を円にする際(払い戻し時)は当行所定のTTB(払い戻し時の適用相場)を適用します。
-
「仲値」= :当行が為替相場の動きを見て、米ドルの場合は午前10時、その他の通貨は午前10時45分頃までに決定した為替相場
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「TTS」:外貨預金を作成するときの為替相場
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「TTB」:外貨預金を解約して円に替えるときの為替相場
仲値とTTS,TTBの関係:本支店窓口の場合
| 山梨中銀ダイレクト | 本支店窓口 | |||
|---|---|---|---|---|
| TTS | TTB | TTS | TTB | |
| 米ドル | 仲値+50銭 | 仲値-50銭 | 仲値+1円 | 仲値-1円 |
| ユーロ | 仲値+75銭 | 仲値-75銭 | 仲値+1円50銭 | 仲値-1円50銭 |
| 豪ドル | 仲値+1円 | 仲値-1円 | 仲値+2円 | 仲値-2円 |
| カナダドル | - | - | 仲値+1円60銭 | 仲値-1円60銭 |
| 英ポンド | - | - | 仲値+4円 | 仲値-4円 |
(例:1米ドルの場合)
TTS=150.50円 仲値=150円 TTB=149.50円
その他参考となる事項
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自動継続を停止する場合は、満期日の前営業日までに停止の手続きが必要となります。
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自動継続外貨定期預金ならびに外貨定期預金においては、満期日以後の利息は、解約日における当該通貨の外貨普通預金利率により計算します。
外貨預金手数料一覧
| お取扱内容 | |
|---|---|
| 1.外貨被仕向送金受取資金による預け入れ (外国送金→外貨預金) |
[外貨受払手数料] 外貨額面×0.05%×TTS (最低金額 2,500円) |
| 2.お引出し資金を外国送金する (外貨預金→外国送金) |
[外貨受払手数料] 外貨額面×0.05%×TTS (最低金額 2,500円) [外国送金手数料]が別途必要となります。 |
外貨預金のご留意事項
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預金保険の対象ではありません。
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満期日に元利金を円貨でお受取りになる場合は、為替相場の変動により為替差益・為替差損が生じます。 例えば、お引出しの時の為替相場がお預け入れの時より円高に進めば、円貨でのお受取り金額がお預け入れ時点の円貨額を下回ること(元本割れ)もございます。
-
お利息には復興特別所得税の追加課税により、法人のお客さまは税率15.315%(国税15.315%)、個人のお客さまは税率20.315%(国税15.315%、地方税5%)が課税されます。(マル優のお取扱いはできません)。
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為替差益は雑所得となり総合課税の対象となります。為替差損は他の雑所得から控除することができます。(個別のお取扱いの詳細につきましては、税理士等にご確認ください)。
-
円貨を外貨にする際(預入時)および外貨を円貨にする際(引出時)は手数料(例えば、1米ドルあたり1円、1ユーロあたり1円50銭、1オーストラリアドルあたり2円)がかかります(お預け入れおよびお引出しの際は、手数料を含んだ為替相場である当行公示相場におけるTTSレート(預入時)、TTBレート(引出時)をそれぞれ適用します)。したがって、為替相場の変動がない場合でも、往復の為替手数料(例えば、1米ドルあたり2円、1ユーロあたり3円、1オーストラリアドルあたり4円)がかかるため、お受取りの外貨の円換算額が当初外貨預金作成時の払い込み 円貨額を下回る(円ベースで元本割れとなる)リスクがあります。
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公示相場は、日中、市場相場が大きく変動した場合には予告なく変更されることがあります。
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米ドル、ユーロ、オーストラリアドルについては10万通貨、その他通貨については10万米ドル相当額以上となる場合は、取引時の市場実勢相場をもとに適用相場を決定させていただきます。
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外貨預金をお申し込みになる際は、説明書(契約締結前交付書面)の記載事項をよくお読みください。